いけばな小原流 発刊の 月刊「挿花」2023年5月号 内の特集「みる きく いける⑲ いちはつ」に掲載いただきました。
いちはつ - このお花をご存じでしょうか?
いちはつは、白い花と幅広の葉が特徴の植物です。
原産は地中海沿岸の「ニオイイリス」なのですが、なぜいちはつという名で呼ばれるようになったかは未だ不明とのことです。かつては日本全国で栽培される一般的な存在だったものの、現在は香川県三豊市で3軒が生産するのみとなっているのが現状です。
今回、小原流 小原宏貴 お家元 が、全国で数少ないいちはつ生産地を訪ねられ、いちはつの栽培状況を見て聞いて、その花を実際に生けられました。産地から持ち帰ったばかりのいちはつを gaouv rabari 店内にて2作品生けていただきました。
お店の庭から選んだ花材も組み合わせてあの日だけの花いけをしていただいたようにも感じています。
花留めの仕方、花と器との向き合い方を勉強させていただきました。
日本いけばなに昔からある花材をこれからも生け続けることができるよう生産者と花店、生け手が連携する必要性を改めて感じています。
小原宏貴 お家元、深江製作場の皆様、ご遠方よりお越しいただき大変お世話になりありがとうございました。
小原流「挿花」は毎月素晴らしい内容で仕上げられている月刊誌です。
小原流オンラインストアでもお買い求めいただけます。
当店でも閲覧できますので、ご来店の際に、ぜひ読んでみてください。